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2011年9月9日金曜日

生物多様性

 今日は生物多様性につてお話します。前回からも動物や昆虫など多くの生き物の上で農業が成り立ち、その動物たちの絶滅や農薬等での多様性が崩れる危険性をお話したかと思いますが、詳しくはお話していなかったのでわかりやすいビデオを通じてお伝えしたいと思います。次回も生物多様性のビデオをお見せします。

2011年9月2日金曜日

農薬


 今回は農薬についてお話していきます。農薬というとどのようなイメージをみなさんは思い浮かべるでしょうか?多いのは体に悪い、危険、雑草や害虫を駆除する。といったところでしょうか?近年では農薬を使わない有機農業やオーガニックといった農業も行われています。農薬を使わない農作物は一般的に農薬を使った作物より高値で販売されています。その為、農薬の使われていない作物を買いたくても値段の理由から手が出ないといった方もいるのではないのでしょうか?私もその一人です。しかしアメリカなどでは私が直接聞いた話で、今や農薬を使った作物よりも有機やオーガニックの作物の方が高値でも買ってくれる人が増加しているそうです。それはアメリカの今までの食文化が変わってきているのだと感じました。BSE(狂牛病)を初めとする食の問題がアメリカや全世界で起こり、世界で食に対する考え方が少しずつ変わってきていると思います。その中でもファーストフード(ハンバーガー)を沢山食べるアメリカでは肥満体型の人が増加し、BSEといった肉に対する恐怖によって、食に対する考えが変わったのだと私は少なからず考えます。その為野菜でも農薬といった人に害のあるもの(恐怖)にたいして安全な有機やオーガニックのものを食べようと、需要が増えているのではないかと感じております。これはアメリカだけの話ではないと思います。近年様々な食の問題があるなかで、食の安全や食の保証を求める方がこれから多くなっていくのではないかと思います。
 

 さて、今回は農薬についてですが、果たして農薬とは本当に体に害があるのでしょうか?農薬の使用を禁止するとどういったことが起こるのかを考えていきたいと思います。過去には利益のためばかりに様々な危険性のある農薬を使用したばかりに、人体への影響、環境への影響が大きく出ました。その為近年では農薬製造から使用されるまでが厳しく管理され、様々な厳しい検査を受けた上で、使用されています。農薬には2つの毒性があり、慢性型と急性型があります。
 急性とは主に農薬を散布する人への影響を表します。散布した際に直接口や皮膚、鼻から農薬を取り込まないためにマスクや、作業着を着て農薬散布をしている姿を見るのはこのためです。
 慢性とは繰り返し農薬を摂取したことによって影響が出ること。これについてはマウスなどに農薬を注射するなどの実験を繰り返して、検査を行なっています。


 さて、毒性と聞いてとても危ないと感じた方が多いかと思いますが、毒性=危険というわけでもありません。これはあくまでも摂取量に関係していきます。毒性というとどんな物でも生物に影響を与えています。例えば塩も体重50kgの人が一度に150g摂取すると半数の人は死んでしまうと言われています。水にも毒性があり、大量に摂取してしまうと同じ効果があります。しかし普段大量になおかつ一気にはこのように摂取しないため、なんの問題なく過ごすことが出来ます。しかし硫酸や塩酸を少量でも飲んでしまうとどうでしょうか?人体に大きな影響が出てきますよね?毒性といえども量の問題であり、どの物質も毒性は持っております。毒性があるから危険なのではなく、その毒性の強弱、日常生活の中での接触の仕方の両方の考えを持つ必要があるようです。


 
 毒性について考えていきましたが、果たして農薬がなしでは農作物は栽培することができないのでしょうか?農薬をなしで栽培すると現在の生産水準を維持することが難しいと結果に出ています。雑草や害虫により品質や収量の低下、また労働力は増加するでしょう。長年人間の手によって品種が改良されたため、人の手がないと栽培が難しくなっているため、農薬なしでの栽培は難しいといえます。しかし農薬といえ、今現在の農薬が危険なのかと言われると、二つの意見があるため答えることが出来ません。様々な人の意見では、農薬により生物多様性が崩れ、微生物や昆虫がいなくなり、そこから植物連鎖が崩れていると指摘する方もいます。しかし一方では前にお話したとおり農薬なしでは農業が成り立たないため、使わざるを得ない状態。農薬をつくる方では人体や環境に影響の無い安全なものを作り、厳しい検査の下流通しております。また農薬といえども生物農薬など新しい形で人体に全く影響の無いもの、環境にもやさしい新たな農薬も研究されています。


 農薬がなければ一番いいのかもしれませんが、それでは私たちの食生活は成り立たないのが現実です。また農薬がなくなった分の農作業(除草、害虫駆除等)は激しい労働力へと変わり、収量減少とともに収益も減少することで農家が一番厳しい状況となると言えます。私たちにできることは出来るだけ有機栽培のものやオーガニックのものを選び、買うことなのかもしれません。


                          参考 最新農業の動向とカラクリがよ~くわかる本
                                         作者 筑波 君枝

2011年8月23日火曜日

職場から考える環境汚染



 こんばんは。今日は私がアルバイトで働いているガソリンスタンドから環境汚染について考えてみたいと思います。

 温暖化の影響のひとつとして考えられる二酸化炭素ですが、その多くは車などの排気ガスから出ております。その車の燃料として使われているのがガソリン。そのガソリンを販売しているのが私も働くガソリンスタンドなのですが、環境を守りたいと考える私にとっては複雑な気持ちで働いております。収入を得る、会社の収益を得るためにはたくさんのガソリンを売ることが目的となり、沢山お客さんが給油をすれば嬉しい気持ちになるのが普通なのですが、私はそうはなかなかなりません。多く売ればそれだけ二酸化炭素が増えると同時に、地球上の化石燃料が減るからです。世界の化石燃料減少問題と温暖化問題が同時に考えさせられる職場だと感じております。

 また、前回お話した水のお話も関係します。ガソリンスタンドと言えば洗車コーナーも多く配置されておりますが、その洗車からは毎日たくさんの水が使用されています。また私の職場では窓ふき用、洗車後の車を拭く用のタオルを毎日何回も洗っております。私のスタンドでは昔の二層式の洗濯のため、水が大量に使用され、すすぎは蛇口を止めないとひたすら水が流れ続ける洗濯機です。とても水を無駄にしております。

 このように環境に対してメリットの与えることのしている職場なのかと聞かれると・・ないような・・
 むしろ悪影響しか与えていないのでは?と考えてしまうほどです。

 このように今回は私の職場をスポットとして考えてみましたが、みなさんの職場でも環境に対しての影響を考えてみると、利益や収益を考える一方で環境に対して多くの悪影響をもたらしている場面は多いかと思います。しかし、職員である以上(アルバイトであれば尚更)上司や社長にこのようなことを言うことは難しいのが現状です。私のスタンドであれば広いガソリンスタンドの屋根?を利用して太陽光パネルを使用し、太陽光エネルギーを得ることが出来るならば、これは大きな二酸化炭素削減に効果的であり、費用も削減できます。また洗車等に使う水は飲料用ではないものを使用することで、水資源の保護にもなります。もっと簡単にするならば全自動洗濯機で節水できる洗濯機を買うことです(涙 

 なぜ環境に対しての取り組みが少ないのかが私の疑問です。やはり環境に対しての取り組みには費用が非常に掛かってしまうからなのでしょうか。ですが長期的に見ると環境にも優しくその他費用の削減や、エネルギー削減につながると思うのですが・・。やはり難しいのですかね。

 

2011年8月17日水曜日

バーチャルウォーター

 こんばんは。今回は水についてのお話をしたいと思います。

 さて、私たちの身の回りにはいろんなところからたくさんの水が溢れています。例えば水道の蛇口、トイレの水、スーパーに行けば様々なミネラルウォーターが並び、外には川や海。地球は水の惑星と呼ばれるだけあって水に溢れている星です。

 ですが世界を見渡すとどうでしょうか?豊富な水があり、水道を開けると水がジャバジャバ出ている国はそう多くはないのです。例えばアフリカの地方では茶色く濁った水を何キロもの道のりを歩いて運んでいます。またその水には様々な病原体を含むため、水によっての病気が多く発病しています。


さて、日本のように蛇口をひねれば水がたくさん出ると水についての危機感は無いに等しいかと思います。また地球は水の惑星と呼ばれるだけあって水は豊富と考えている方もいるのではないのでしょうか?しかし私たちが飲める淡水と呼ばれる水は地球全体の2.5%しかないのだ。地球にある水のほとんどは海水である。そのため淡水はごく一部となっている。この数値を聞いて少しは危機感を持っていただいたであろうか?私たちは多くの水を汚しながら過ごしている。トイレの水やシャワー、台所など多くの水を使って流しているであろう。水は使えば汚れてしまい、その汚れを除くには多くの労働力やエネルギーや費用がかかる。もちろん汚れた水は私たち自身の生活にまた戻ってきます。


 さて、ここからは農業のお話。農業もまた多くの水を使用します。このとき何かを作るときに使用した水のことをバーチャルウォーターと呼びます。スーパーやデパートに並ぶ肉や野菜はたくさんのバーチャルウォーターを使用して作られたものです。ここまで考えていると少しきりの無い話になっていきそうなので、私は農畜産物にかかる水についてはあまり気にしていません。それよりも農畜産物によって水が汚染されていくことを防ぐことの方が大切だと考える。
 例えば、糞尿処理をしっかり行うことで、堆肥を散布したあとに糞尿から出た廃液によって地下水が汚染され、その後河川に汚染水が流れ富栄養化が起こることを防ぐことが出来れば、これは環境を保全する一つの取り組みだと考えます。また水資源を守る一つの大切な取り組みだと考えています。
 そのほかに農畜産物にかかわる水について考えたときに、どう私たちが取り組みを実行することができるのか?それは食べ物を残さないことが一番だということ。食べ物を残すということは、それまでに沢山使わてれきた水を捨てるのと一緒だということです。(単純に言うと)また日本は食料廃棄率が世界一の国でもあります。なので、水問題とともに食料のことも考え、食卓に上がる食べ物等を大切にして欲しいのです。



 最後になりましたが、農畜産物だけでなく私たちの周りに多く存在する水を大切にし、節水に取り組んで欲しいのです。節水することで環境問題を解決していく一歩になりますし、水道料金の節約にもなります。ひとりひとりが行うことで大きな力になります。水がなくなれば大切にする気持ちが強まるものですが、無くなってからでは遅いのです。これから一人でも多くの人が水について危機感を少しでも持ってもらうと嬉しいです。


                                  参考文献 明日の水は大丈夫?
                                    作者 橋本 淳司


2011年8月11日木曜日

WWF



 お久しぶりです。ブログを更新できなくて申し訳ございません。

 この数週間は前期のテストだらけで勉強に追われ、苦痛の毎日を過ごしていましたが、今日やっとテストが終わり夏休みに入りました。


 さて、テストの合間にWWFに参加しました。WWFは環境や野生動物等を保護したり、保全や様々な活動を行なっている世界団体です。募金を通して世界の野生動物や環境を保護、保全活動を行なっています。私も月500円の募金をします。

 いっけん農業とは関係ないように見えますが、環境と農業は深い関係があります。また昆虫や家畜とは関係の無い野生動物でも実は深い関係があります。例えば北海道では狼が絶滅したことによりエゾシカが増え続け、畑作では農作物に被害が・・牧草地にもシカが入っている光景をよく見ます。

 農業も今や環境を破壊し、様々な問題があります。そのせいで昆虫や微生物にも影響を与えています。私はそんな農業をこれから変え、環境を保全していく農業。環境保全型農業を行なっていきたいです。そのためにも今できることはWWFに参加することだと思い、参加しました。興味のあるかたはHPをアップしておきますので、是非ご参加ください。

http://www.wwf.or.jp/

2011年7月12日火曜日

牧草ロールの作り方 

 前回クラース社のポロモーションビデオ(粗飼料生産)をアップしましたが、今回はもっとわかりやすく子供にもわかる粗飼料生産現場のビデオをアップいたします。北海道の稚内からささおかさんが解説していただきます。

寒地型牧草の種類と主要品種  ~マメ科~

 マメ科牧草はタンパク質が豊富で良質そ資料生産には欠かせない粗飼料である。しかし、年間を通しての栽培は難しく、イネ科との混播はより一層難しくなります。マメ科で代表的なものは「シロクローバー(White clover)」、「アカクローバー(Red clover)」、「アルファルファ(Alfalfa)」である。マメ科の根には根粒菌が含まれており、窒素を自ら取り入れることが出来るので窒素肥料(N)は少なくてすむ。そのためイネ科との混播ではマメ科を導入することで窒素肥料を少なくすることができる。


~シロクローバー(White clover)~
 シロクローバーはほふく茎によって広がる特性を持ち、葉の大きさや広がる速さによって3つに分かれます。草丈が小さく収量は少ないが、豊富なタンパク質とイネ科との混播でイネ科の即行くが促進されることから多く播種されます。サイレージ調整の際にはミネラル含量が最善される。




~アカクローバー(Red clover)~
 アカクローバーは栽培がしやすく、収量もシロクローバに比べると多いため多く栽培される。しかし混播のさいにはチモシーを抑圧することがあります。このため混播のさいにはhaあたり3kgに抑えなくてはなりません。また収穫時期も異なってきますので、混播のさいには収穫適期にも気を付けなくてはなりません。




~アルファルファ(Alfalfa)~
アルファルファは高タンパク質で牧草の中でもトップの地位に立つ牧草です。キングオブtheアルファルファとでも言いましょうか(笑 収量もあり、永年性に優れていることから今後の改良に期待ができる品種です。しかし栽培が難しくまだ日本では栽培が少ないのが現実です。日本では別名「紫馬肥」とも呼ばれています。読んで字のごとく馬に食べさせると太ってしまうほどの高エネルギー粗飼料なのです。
 マメ科牧草は高タンパク質であることから牛に大量のマメ科を給与しがちですが、大量のマメ科牧草を給与してしまうと「鼓張症」という症状が起きます。第一胃ないにガスが溜まりお腹がパンパンに膨れ上がります。