【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!

2011年4月29日金曜日

北方領土の農業

 こんばんは(^_-)


 今日からは過去にさかのぼり、このブログで私の見てきた海外の農業についてお話していきますね。

 まず北方領土です。
 皆さん北方領土ご存知でしょうか??
 日本の領土と言っていますが、住んでいるのはロシア人で日本人が行けない日本の島々です。なんだか複雑ですよね(+o+)そんな北方領土には限られた人しか行けなく、私は北方領土青少年ビザなし訪問団に選ばれて特別3日間北方領土に訪問することが出来ました。
 北方領土は知床方面に続く4つの島なんですが、私の地元からも見えるほど近い島々でしたが、あまり深く考えたことはありませんでしたが、この特別な機会を通していろいろなものを得ようと訪問しました。目的の一つにロシア人の農業を見てくるというのがありました。

 北方領土は美しい手つかずの自然が多く残されており、船からはイルカが多く見られました。


 さて農業なんですが、北方領土はどこも環境が整っておらず、家もボロボロ道は砂利道。そんなところなんで農業もほぼ自由なものでした。
 まず驚いたのは農家そのものがほとんどいない(+o+)野菜は家庭菜園で各家々が栽培していました。


 そんな家庭菜園を見てみると多くのところで混作が見られました。混作とは例えばトウモロコシと大豆を一緒に栽培することでトウモロコシが大豆の支柱代わりになり、大豆などの豆類には根に根粒菌が付いているため窒素を地中に取り込み、肥料が削減できる、支柱がいらない。といったメリットがある栽培方法です。しかし日本のような大規模な農家ではこの方法は取り入れれません。なぜならば機械で作物を収穫できないからです。混作は小さな規模でしかできないんです。

 北方領土ではかぼちゃとニンジンを混作していたりトウモロコシとかぼちゃの混作などが見られました。(かぼちゃとにんじんはかぼちゃの葉っぱでニンジンが光あたらないんじゃ(:_;)?)なんてことも思いながら見てました。


 もう一つ驚いたのは肥料に昆布を使っていたとこ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
 昆布を乾燥させ、土(土と言っても海岸にあるような砂)と混ぜ使っていました。昆布を使うなんてなんて発想。ロシア人に聞くと昆布はそこらへんにたくさんあるから肥料に使っている。とのことでした。


 さて酪農はどうなっているのか気になりつつ海の方へ向かって車で移動していると海岸にちらほら牛の姿が見えてきました。しかしここで問題なのが牛は放し飼いになっているということ。柵で囲まれていることもなく、本当に自由な状態。道路にいる牛もちらほら(+o+)これは飼われているのかさえ不思議に思えました(笑)
 そんな海岸にいた牛たちは何をしているのかと近づいてみると、昆布を食べていました(笑
 家庭菜園でも昆布、牛も昆布。昆布が好きなんですね(^<^)塩分の多い昆布をモリモリ食べて平気なのかと不思議に思いましたが、まぁ日本とは全然違った農業の姿が見れて楽しかったです。


 これもやはり環境が整っていないためこのような農業スタイルになったんでしょうね。しかしそんな農業でも多くある資源(昆布)をフルに活用している北方領土の農業は自由でこれはこの場にあった農業の姿なのかもしれません。

 人々はとても皆優しく、ロシア語をわからない私にも必死にいろいろなものを使って会話したり、サッカーやディスコを通して沢山遊びました。

 日本は領土を返せと強く言っていますが、これは正しいのでしょうか?今や北方領土には昔の北方領土問題(日本人を追い出したロシア人)たちはほとんどいなく、北方領土で生まれ育った人が多くいます。日本人にとっても故郷北方領土ですが、ロシア人にとっても故郷なのです。何も北方領土問題に関係なく生まれ生活している彼らに返還を求めるのはわたしは難しいと思います。


 最後は農業に関係なくなってしまいましたが、北方領土へ行って感じた国際問題でした。良く北方領土が戻れば排他的経済水域が広がるなど経済的な面を主張する人もいますが、もっと人や環境について深く考えてこの問題が解決することを望みます。

2 件のコメント:

  1. 人や環境に配慮した解決策は、日本とロシアが知恵を出し合い、互いに利益のある方法を生み出すことです。過去のことは過去として、今について話し合うしかないと思います。新しい形での解決を私は望んでいます!

    返信削除
  2. そうだね。
    ビザなしで普通に行き来できるようになりたい(+o+)

    返信削除