こんにちは(^_-)
今日は少し国際的な農業のお話をしていこうかと思います。今回はTPP(Trans-Pacific Partnership)環太平洋戦略的経済連携協定について私の考えを話していこうかと思います。簡単に言うとこれは環太平洋間で貿易関税撤廃の動きである。これにより安い海外の食糧や機械等が輸入し、海外も輸出できます。消費者からすると安い食品等が購入できるので家計的に嬉しいことだと思います。しかし農業を営む人からするとこれは大きなダメージとなります。
海外からの輸入食品には多くの関税をかけています。これは日本の農作物より海外の方が安いからんですよね。ので、関税が無くなってしまうと消費者の方は安い輸入物に行ってしまいます。もちろん日本の農業収益は落ちるでしょう。そうなるとさらに離農してしまう農家さんが出てくる恐れがあります。
中には日本は農業をやめてすべて海外から輸入すればいいのでは?と考えている人もいるかと思います。実際TPPを取り入れた場合日本の食料自給率は40%から15%にまで下がると言われています。まさにほぼ海外に頼る食生活です。これは非常に大変で危険な事態だと私は考えています。それではこれについてお話しします。
さて、この危険性に気付いたかたもいるでしょう。海外に頼るということは、海外で食料不足が起きたときを考えたとき、日本に食料は輸出してくれるでしょうか?そう簡単にはいきませんね。今世界中で人口が増加し、インドと中国は特に人口が増えています。そんな世界でいつ食糧危機が来てもおかしくないこの時代に、海外から食料を依存するということは非常に危険なのです。自国で自給していないと多くの人が飢餓に悩まされるかもしれません。TPPが導入され15%になればもう避けられないかもしれませんね。
食料保障という言葉があります。これは食糧危機になっても政府が食料を保障できる=食料備蓄があるということになります。今は米などを備蓄し、食料保障はあると言ってもいいかと思います。しかし、TPP=食料保障が出来なくなるということになります。米など食料はやはり保存できる期間がありますから、海外のものを保存しておいても、自国での自給がないとその保存が無くなった時点で食料保障はなくなってしまいます。
TPPの危険性がお分かりいただけたでしょうか?もちろんメリットもたくさんあるかと思います。しかしメリットがある分、もしかするとそれ以上にデメリットがあるのかもしれません。ですが、TPPには入らざるを得ないのかもしれないと私は少し思っています。理由は、日本はアメリカに頼って助けられているためです。アメリカがいるおかげで戦争もなく、平和な毎日が送れていると感じています。そんなアメリカの下にいる日本はTPPに入らざるを得ないのかと薄々感じているところです。
TPPとはいえ、このように簡単に私の考えをお伝えしましたが、これについては賛成と反対がやはりあるので、人それぞれの意見があると思います。私はこの問題から食べ物をもっと大切にしていかないといけないという危機感を再実感しました。輸入を大量にしているのにもかかわらず、様々なところで食料が廃棄される毎日。とても「もったいない」と感じています。同じ地球上には食べ物で苦しむ人々がいる中でとても贅沢な毎日を私たちは送っていると思います。小さなころに親に食事のとき耳にタコができるほど言われた言葉。
「世界では食べ物も食べれない人がいるのに」そのころは自分は日本にいるので他は関係ない。そんなことを考えていましたが、この言葉には多くの意味があったことにわかりました。これも農業が身近にあり、多くの体験があったからだと思います。やはり言葉だけでなく、体験し、実感がわくようなことをしないとダメなのかとも考えています。なので多くの人に食料の危機を考えてもらいたい。
そう強く思っています。
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